企業関連病院から民間病院へ。新たなスタートを切る

2023年5月1日付で東芝健康保険組合 東芝林間病院は、『医療法人ユーカリ さがみ林間病院』に名称を変更し、新たなスタートを切りました。病床数199床と小規模ながら、急性期、回復期リハビリテーション、地域包括ケアなど、さまざまな機能の病床、さらに附属施設として総合健診センター、人工関節センター、内視鏡センター、血液透析センター、リハビリセンター等を有しています。また、日本内科学会認定医制度教育基幹施設や日本透析医学会認定施設などの多数の診療科研修の施設認定も受けており、相模原市における地域医療の一翼を担っています。今後は70年間に渡る企業関連病院の伝統を継承しつつ、地域の皆様に必要とされる医療機関として邁進する所存です。
それぞれの得意分野を活かした医療を実現

当院は「人を大切にする医療を実践して社会に貢献する」を理念に掲げ、「医療機能」「保健機能」「福祉機能」「連携機能」の4つの機能を柱とした地域医療を実践しています。標榜している20の診療科目では、他の医療機関と連携し、各医師が得意分野を活かした診療を行っています。例を挙げると、スポーツ整形は当院の得意とするところで他の医療機関から紹介を受けることも多いですし、糖尿病・代謝・内分泌内科には糖尿病の専門医が在籍しています。外科は、体制強化により腹部外科と一般外科の二次救急レベルにおける対応可能な診療範囲が広がっています。
一人ひとりが責任を持つことで、よりよい病院となる

看護師の教育プログラムも充実しています。当院では「感染対策向上加算1」という加算が認められていますが、厳しい条件をクリアするために、看護師、コメディカル間で対応について検討を重ねました。また、看護師やコメディカルスタッフで結成されたチームによる勉強会や研修なども行われており、業務改善に向けた意見がボトムアップで出てくる仕組みが整備されています。医療関係者一人ひとりが責任を持つことで、地域の方々に選ばれる病院、信頼される病院であり続けたいと考えております。
今後の目標として、救急体制の強化、バランスのよい医師の配置やスキルアップを掲げています。数々の課題をクリアしながら経営の安定化を図り、地域密着型医療機関として継続していくことが当院の大きな使命です。
医療の原点を心に秘めた仲間とともに働きたい

事業承継を経て、院長としては経営的により厳しい目線を持つ必要がありますが、スタッフには「自分たちが治療に携わって、患者さんの回復傾向がみえたときに喜びを感じる」という医療従事者の原点を見失うことなくその責任を果たしてもらいたいと考えています。それに伴い医師には、地域の方々に対する啓蒙活動や、医療連携の勉強会を積極的に開催するなどして、当院が得意とする分野や当院で対応可能な医療を地域に広めることを期待しています。
再スタートを切ったばかりなので、新たに入職される方にはそれまでのキャリアに関係なく安心して働いて欲しいと思っています。もちろん熱意を持っている方には活躍できる仕組みも用意しています。また、丁寧な指導体制を整備し、後期研修医も積極的に受け入れています。職種を問わず私たちの考えに賛同いただける方は、ぜひ応募してください。